アニメ映画『銀河英雄伝説 Die Neue These』をみにいった話

銀河英雄伝説』通称銀英伝。名前くらいは聞いたことある、という方も多いと思います。名作ですからね。それに違わぬ面白さです。そんなノイエ銀英伝がNHKEテレで放送されるそうです。目出度いですね。これを機に銀英伝に触れる方が増えることを祈っております。

 

英伝が有名になったきっかけはやはり、アニメ石黒版銀英伝の存在でしょう。私は小説から入った人間なのですが、アニメの石黒版から入った人の多さ、またそのファンの母数の多さからある種の伝説にもなっていました。

そんな銀英伝が再アニメ化されるというニュースは、旧作ファンに受け入れられるのだろうか…とか、どうしても同じ原作を元としているので比べられてしまいます。このアニメ化はかなりの挑戦だったのだろうな…と。私個人としては、どこまでアニメにするんだろうっていうのが気になっていましたが…。続いて欲しいなあ…。

その上はテレビアニメは1クール、映画は三部作、リアルタイムで見届けて参りました。正直この年代にリアルタイムで銀英伝追えるってめちゃくちゃ幸せですね…。

 まああまりにも有名なのですが、原作小説2巻の最後で、キルヒアイスが死亡します。

旧作アニメと比較され続ける、それはある意味仕方ないことです。キャラデザも今風なのも叩かれていましたが、実際当時の旧作アニメの時代での今風のキャラデザだったと思うしなあ…。私はリアルタイム世代ではないのであまり強く言えませんけど…。

ただ、劇場版第三章でキルヒアイスが死んでしまうシーンでのラインハルトを演じる宮野真守さんの芝居が凄まじかった。これだけははっきり言えます。「嘘をつくなミッターマイヤー…卿は嘘をついている…」のあとで「閣下にあのような脆い点があるとは…」というセリフがあるのですが、そのセリフに説得力を持たせるだけの熱量のある芝居。

何かとネタにされる声優さんの一人ではありますが、その実力をしかと感じました。

別件ですが、ミュージカル『王家の紋章』でのイズミル役もハマっていたと思います。音楽活動をされていることはあまりにも有名ではありますが、板の上に立つ彼をまた観たい、そんなことも思い出させてくれる映画でした。

あと第二章のシェーンコップとヤンのやりとりがあまりにも濃厚すぎて笑ってしまった。プラネタリウムで口説くな…口説くな…。

間違いなく大画面で見れて幸せな映画でしたね。映画ってあとから円盤とか映像配信とか、テレビ放映とか、いろんな手段でアクセスはできますけど、極力映画館で見れる限りはみたいなあ…と思った次第です。