『新サクラ大戦』をプレイした話

サクラ大戦』、タイトルくらいは聞いたことのある人間は多いんじゃないでしょうか。私もその一人です。テーマ曲である、『ゲキテイ(檄!帝国華撃団)』は一度耳にしたら、もう二度とその曲を忘れられないような、そんな印象がある曲です。cnann0でも昨年一度ネタになっていましたね。


PS4『新サクラ大戦』オープニングムービー

https://www.allnightnippon.com/creepynuts/creepynuts_blog/20190407-40333/

リスナー華撃団的でニッチな聖地巡礼みたいなところを推しておくと、レペゼン京都の私は地主神社の「御車返しの桜」を挙げておきます。お花を見ながら騒ぐのもまた楽しいですが、そこにある伝説などに想いを馳せるのもまた一興ではないでしょうか。

https://www.jishujinja.or.jp/history/monogatari/

 

私はゆるっと宝塚を観劇することもある人間です。また、久保帯人先生の『BLEACH』は全巻所持。ロボットもの大好き。そんな私が今作『新サクラ大戦』、刺さらないわけがないと思って、シリーズに触れたこともないにも関わらず、購入しました。

この後若干ネガティブな内容が含まれます。

 

新サクラ大戦 - PS4

新サクラ大戦 - PS4

  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: セガゲームス
  • 発売日: 2019/12/12
  • メディア: Video Game
 

 

 一言でいうと、「期待しすぎてしまったかな…」というのが本音です。曲は本当にいい。作品が曲にもたらす力は絶大です。このゲームの価値の8割は楽曲に詰まっているかもしれません。特に謎のキャラ、夜叉が登場する際の劇伴「狂い咲け帝都に」はもうゲキテイオルタです(?)。すごい曲もよくて、キャラデザも私個人としては好き、CGのモデリングの作り込みも良い。ただ…、ただただシナリオがあまりにも…お粗末でした。各キャラの掘り下げがかなり薄い。他の華撃団のキャラもとても良いキャラなのですが…特に伯林は全くキャラの掘り下げがないレベル。キャラデザも曲も声優さんのお芝居も良いのに…。

個人的にはADVパートで不自然にボイスが途切れてしまう、フルボイスであれ!とはいいませんがあまりにも不自然な途切れ方だったので一瞬バグを疑いました。ギャルゲパートもなんというか、恋愛過程が描かれるわけではなく最後に選択したキャラとくっつくみたいなノリだったので、戸惑いました。今までの好感度上げとはいったい…。

また戦闘パート、今回からアクションになりましたが、あまりにもアクションゲームとしてもお粗末です。私は正直アクションゲームが得意ではありませんが…それを差し引いても面白くない。ゲームで面白くないと感じてしまうのはもうなんのためにやっているのかわからなくなってしまいます。戦シュミでよかったのでは…?システム周りでは、セーブするタイミングがなかなかないというのもストレスの一因でした。

シナリオ、正直謎を多く残してENDで続編ありき感が…。個人的に続編やFDが出ることは歓迎したいのですが、出ること前提で作っているのがユーザーなめているのか?という気持ちにならんでもないです。

旧作からのファンはこれでいいのかな…という気持ちになってしまいます。このゲームの価値は魅力的な楽曲がたくさん作られたこと。これに尽きてしまうかもしれません。

アニメは視聴する予定なので、せめてもっと面白いものであることを祈るばかりです。世界観とか曲は本当に好きなんだけどなあ…。